不思議な図書館

ふしぎな図書館

ふしぎな図書館


ちっちゃくてふかふかした可愛い絵本。タテが16cm、ヨコが11cmくらいのサイズ。これを1429円も出して買うか、と問われたら貧乏主婦である私は返答に窮する。図書館で真新しいこの本を一番で借りれたからして。


とにかく佐々木マキさんの絵がとってもキュート。とくに羊男は最高。
そして村上春樹はやっぱりスゴイ。子供の視点で書かれており、平仮名を多用して
「絵本」の雰囲気を盛り上げつつ読者をグングンと惹きつけていく。


「なんか図書館に行くのがコワくなっちゃった」
中学生の娘がそう言っていた。親子で読み会話のネタにしたら楽しい本だと思う。


悲しいかな、私には読解力が足りないらしく、村上ワールドの表面しか理解できていない。
少年の母親の死は何を表しているのだろうか。