吐きたい程愛してる

吐きたいほど愛してる。

吐きたいほど愛してる。

「背広の下の衝動」も読み終わったあと気持ち悪さだけが残ったが、今回は前回の比ではない。
ウジ虫を常食にしたり、死体を食材にしたり、と「普通の小説」の常識を超えていた。
それでも、眉間に皺を寄せながらも一晩で読破してしまった。悪い夢を見そうだったけど。

この前、奈良の事件の犯人を彷彿させる「新聞配達員」。鳥肌が立ってしまった。

この作家の素顔ってどんななのだろう。小説の中のひとたちは、お約束のように「自意識過剰」である。自分を投影させているのか、それとも無いモノを描いているのか。

もうこの作家の小説は読まないだろう、と思う。