アフターダーク

アフターダーク

アフターダーク

秋に図書館に予約したら、気が遠くなるだけの先客がいて、先日ついに順番がまわってきたときは、よほど疲れ果てたお姿になっているのだろうな、と覚悟を決めていた。そうしたらあまりの予約待ちの人数に図書館では新しい本を追加してくれたらしく、手渡された本はビックリするくらいキレイだった。ほっ。


客観的な視線で描かれていることもあって、薄い霧に包まれたようなそんな雰囲気に仕上がっている。この小説に出で来る元女子プロのおねぇさんとか、逃亡中のコオロギとか、人生経験豊かな魅人物が「マリ」の回りにいて、その会話はとっても魅力的だ。にっくき白川は中途半端で私の読解力では理解不能であった。

表紙が美しい。